海外サッカー留学後の進路 大学生-佐橋大輔選手のストーリー

2018.12.29体験談

こんにちは。2017年にオーストラリアへのセミプロサッカー留学を経験した佐橋大輔と申します。現在早稲田大学4年生で来年3月に卒業予定です。

「海外サッカーへの挑戦を考えている選手のために、留学後の進路についての記事を書ける?」とお世話になった日豪フットーボールアクションの小林卓さんから依頼があり、「留学後の進路」について書かせていただきました。

9月にお願いされたのに、もう12月になってしまいました。卓さん本当にすいません。。笑

はじめに私の留学経緯になります。

オーストラリアサッカー留学への挑戦

私は大学1年時に複雑な怪我を負いました。病院で捻挫と診断されましたが、1ヶ月以上経っても痛みが取れませんでした。まず怪我の詳細を明らかにするために、合計4つの病院に行きました。

4つ目に行った病院でようやく怪我の詳細がわかり、リハビリをスタートさせました。しかしリハビリを数ヶ月こなした結果、痛みは取れず手術で足首の骨を削ることとなりました。

手術後に再びリハビリを開始し、大学2年の10月頃に再び全力疾走するまでに回復しました。

その後、リハビリ中から目標であった大学体育会サッカー部の入部試験に、大学3年の夏までの間に7度挑戦しました。

しかし7度目の試験後にシンスプリント状態だった右足が重度の疲労骨折になってしまい、再び数ヶ月走れなくなったため入部を断念しました。

大学サッカー部への入部に全身全霊をかけていた私は呆然としましたが、同時に「体育会でサッカーをすることと同等以上の大きなことをしないといけない」といった危機感を感じていました。

なぜなら自分が何の取り柄もないことを自覚していて、このまま就活をしたら失敗すると思ったからです。

また、このまま失敗した状態で大学生活を終わらせたくない、周りの人を見返したいといった反骨の気持ちも強く持ってました。

そうした背景から、サッカーへの未練解消とともに英語も学べるオーストラリアサッカー留学に魅力を感じて、留学を決意しました。

オーストラリアでも怪我などで様々な困難がありましたが、多くの人との新たな出会いがあり、生涯忘れない楽しい時間を過ごすことができました。

私が死ぬ際にも走馬灯として、シドニーでの思い出は人生のハイライトとして蘇ると確信しています。

こうした素晴らしい環境を作ってくれた豪州ソリューションズの宮下さんや藤田さん、日本でお世話になった小林さんには本当に感謝しております。

オーストラリアサッカー留学後の進路

9月末に帰国して以降、私の生活で最も優先順位の高かったことは「就職活動」です。

現在就活が早期選考化してるため、11月あたりから就活を開始しました。

最初はエントリーシートもうまく書けなかったので、インターンの選考にも落ち続けました。

そのため、参考本をくまなく読んで、何度も何度も書き続けて、ようやく12月半ばに初めてインターンの書類選考に合格できるようになりました。

それでも私のような不器用な人間は、初めての面接でいきなりうまくいくはずがなく、その会社は面接で不合格となりました。

また、2社目に書類選考に通過した会社も二次選考のグループディスカッションで殆ど発言できず、不合格となりました。

この時、私は自分の能力や欠点、未熟さといったことを非常に痛感しました。

今振り返れば、オーストラリアでサッカーやアルバイトを経験したことで、自分自身を過大評価し、就活を甘く見てたように思えます。

「自分ほどの経験をした学生はそうはいないだろ」といった思いを胸の内に抱いていました。未熟過ぎました。ダサすぎです。

その後、大学受験時の尊敬できる仲間からフィードバックを受けたことや、継続して様々なインターンの選考や面接をこなし、場数を踏んだことで、次第に就活で結果を出せるようになってきました。

6月の前半にようやく望んでいた会社の内定をもらうことができ、私の就職活動は終わりました。

就活後は再度海外でサッカーをしたいと思い、約2ヶ月ニュージーランドでサッカーをしました。

そして8月に帰国して以降、現在に至るまで主に卒業論文の執筆、TOEICの勉強(満点まであと105点)、アルバイト、社会人サッカー、ドイツ語、ヨガ、ウェイトトレーニング(筋トレ)に取り組んでいます。

海外サッカー留学から得たもの

留学後の就職活動で感じたのは、自分の将来像や、理想とする環境を明確にイメージできたことです。

留学前も留学を決心する前に、少しだけ就活を行っていましたが、留学前後でマインドが全く変化していました。

留学前は、周りや親の意見に左右されて自分自身を確立できていませんでした。

その結果、人気企業や知名度のある会社ばかりのみに注目する完全に浅はかな考えで就活をしてました。

しかし、留学後は、留学での様々な経験を通じて、自分のことをより知る事が出来たので、自分に合う企業や、条件を前提に、周りの意見などにも動じず、自分の軸をしっかり持って、就活が出来たと感じています。

また、留学を経て感じるのは、外国人のポジティブなメンタルを直に感じれたことがよかったと思います。そうしたポジティブなメンタルを身につけたことで、自分を高めるためにいろいろなことに挑戦できていると感じます。

就活での苦労も世間一般的にはネガティブなものとして捉えられますが、私はとても楽しむことができました。

なぜなら、様々な業界の人の刺激的な話を聞けて、かつ面談などでは、自分の話に親身になって聞いてくれ、客観的なアドバイスもくれるなど、自分を高めるには絶好の期間だったと思うからです。

就活を通じて、あらゆる業界の多くの社会人の方と接することで、自分の視野や考え方の幅も広がったと考えています。

留学のメリットとして最もフォーカスされる英語習得以上に、私はこういった価値観の変化などのような「気持ちの面での変化」に留学の利点があるのではないかと感じます。

留学した人は、共感してもらえるかと思いますが、長期で外国に滞在することで、日本という国を客観的に見ることができます。

例えば、私は日本がとても裕福で、便利な国だということを常々実感するとともに、日本人は一般的に働き過ぎや、様々な暗黙のルールが存在するなど、心に余裕のない人が多いのではないかと感じています。

個人的には、日本での生活の方が圧倒的に便利な一方、外国での生活の方がよりストレスが少なく、毎日を楽しめると思いました。

日本と外国の生活を比較することで、「自分にとってどんな生活が理想的か」といったことがより理解できることが留学をすることの大きな意義だと感じます。

また、逆に日本で生活する中で、外国にはない良さを常々感じることができるのも良い点だと思います。

以上が私が留学後の生活を通じて実感することです。

最後に留学とは関係ない個人的なことに触れたいと思います。

これから社会人として活躍するために

ここまでかなり良いことばかり書いてきましたが、私は留学後に少し問題も起こしています。

ニュージーランドから帰国後は、バイトを通じてお金をたくさん得たかったので、アルバイトを二つしていた時期がありました。しかし、一つのバイト先と揉めてしまい、研修中に辞めてしまいました。

この時、妥協して解決すればよかったかなと少し後悔しています。そして本当に申し訳ないことをしたと反省しています。

もう一つのバイト先でも、中々仕事を覚えられず、足手まといになってるなと感じています。

今後は、来年から社会人になる準備として、上記で挙げたようなことを教訓として、自分の弱点を今一度認識し、一つ一つ解決していこうと思っております。

サッカーでは、現在私の力量よりもレベルの高いチームに所属させていただいております。

自分はチームの中でもかなり下手な方にも関わらず、ありがたいことに毎度練習試合に出させていただいております。

チームにはサッカー面でも人間的にも素晴らしい人たちが多く、このチームでサッカーをすることで、改めてサッカーをすることの楽しさを実感できていて、とても幸せです。

今後はもっと大好きなサッカーが上手くなりたいです。

そして下手だけど、社会人になってもできる限りサッカーは続けたいと思っています。

まとまりがなく、長くなりましたが以上になります。

文章を読んでいただきありがとうございました。