映画『ペレ』ブラジルサッカーとは何ぞや。
映画『ペレ 伝説の誕生』を見てきました。
ブラジル留学をしていた経験もあり、何かとブラジルサッカーに惹かれてしまう私です。
知人の勧めもあり久しぶりに映画館に足を運びました。
ブラジルサッカーの源流
映画の中であの独特のステップの源流、ブラジルサッカーの歴史に触れるシーンがあり、キーワードは「ジンガ」とのこと。
ジンガとは、揺れる、フラフラ歩くという意味でその独特のリズムはサンバやカポエイラなどにも通じているようです。
また、ヨーロッパサッカーとの戦いも歴史が深いですね。
個を破るために組織されたヨーロッパサッカー、組織された守備を打開する個の力。
イタチごっこのようにどちらが一方を上まることができるかを長い歴史の中で繰り返しているようにも思えます。
ペレが活躍した1958年もその攻防の真っ只中でした。
現在のブラジル
今のブラジルはまたその壁に悩まされているみたいですね。
ドゥンガ監督は組織的なヨーロッパサッカーを実践しようとしているみたいですが結果が出ません。
コパ・アメリカでもダメでした。
ヨーロッパサッカーは現代サッカーにおいて最高峰です。当然理想の形としてみんなが参考にします。
ですがブラジル人に果たして合うのか。
この映画ではそんな警笛を鳴らしているようにも思えます。
ジンガを受け継いでいる最も活躍している選手はみなさんご存知、ネイマールですね。
昨今のブラジルは経済が発展して裸足でサッカーをしている子供達が減っているようで、ストリートサッカーとういう文化が失われている側面もあるようです。
このままブラジルサッカーが衰退して欲しくはありません。もちろんみなさんもそう思っているはず。
ネイマールのような独特のリズムで相手を抜き去っていく選手が今後も出てきてほしいですね。
そして日本人は
そして我々日本人はどうなんでしょうか。それを見極めるにはまだまだ歴史がたりないのでしょうか。
今は日本サッカー全体がヨーロッパのパスサッカーを学んでいるところですね。一方で本田圭佑選手は「個」が大切と言っています。
この議論は尽きないですね。
組織と個。
長くなるのでこの続きはまた今度(笑)
最後に映画の宣伝動画を載せておきます。興味があれば是非!